#1 長崎はやっぱり雨模様だった

1ヶ月ほど前になりますが、2022年の3月下旬に2泊で長崎旅行へ行ってきました。以前から原爆関連の施設を見たいと思ってて、さらに年末に遠藤周作の『沈黙』を読んで長崎の教会に興味を持ち、今回念願叶って行く事ができました。

 

 今回2泊とも宿はAirbnbで民泊しました。場所は長崎駅前で交通の便がよく、設備も綺麗でリーズナブルでした。ただ、一人だったからドミトリーでも良かったかな。

 

 長崎市は坂道が多く移動が大変ですが、色々な場所に行きたいため主にレンタルサイクルで移動しました。宿の近くに自転車を貸してる「ROUTE」というホステルがあり、そこで自転車を借りたのですが、店員さんが優しいし良い感じの宿だったので、ここに泊まればよかったと後悔。次回長崎に行くときはここに泊まろうと決めています笑

 

 自転車では主に長崎駅の北側のエリアを周りました。
 先ずは今回の長崎滞在で最も見たかった「山王神社一本柱鳥居」に行きました。元々写真を見た事があったので目新しい発見などはなかったですが、半分が吹き飛んだ石の鳥居を生で見て、当時の原爆の威力の凄まじさを改めて感じました。

一本柱鳥居(山王神社)

 

 山王神社の後は「長崎原爆資料館」と「平和公園」へ。何年か前に広島行った時は原爆資料館が改装中だったので初めての原爆資料館でした。戦争も核兵器も遠いものでは無くなってしまったこのタイミングで行けたのは良かったです。
 そして資料館を見てから平和公園へ行き平和祈念像と対面。テレビやネットで何度も見たことあるけど実物は思ったより首が太かったです。多分イライジャ・ウッドよりも太い。
平和公園にある外国のモニュメントのほとんどは旧ソ連など東側の国々から寄贈されたものだったのがとても印象的でした。
今回の原爆関連の施設の中で一番印象に残っているのは平和公園の「平和の泉」です。一見なんともない噴水なんですが、そこに込められた想いは言葉では表せないくらい重く悲しいものでした。

平和祈念像


 原爆関連の施設の他は長崎市内の教会に行きました。数ある教会の中今回行ったのは「浦上天主堂」と「大浦天主堂」です。江戸時代の禁教下の弾圧から戦時中の苦難など、長崎のキリシタンの歴史を知れて良かったです。平戸や五島にも行きたかったですが、流石に遠すぎた。。。


大浦天主堂


 地方に旅行に行くときは毎回地元の銭湯に行くのですが、今回は平和公園の北東にある「徳の湯」へ行きました。昔ながらの雰囲気の銭湯でお湯の種類も豊富でした。その日は天気が悪い中く肌寒かったのですが、ここで回復しました。

「徳の湯入り口」

 前述の通り今回滞在した3日間は天気が悪く、計画していた程は出歩けませんでした。ただ食事に関しては3月にJR長崎駅にオープンした「長崎街道かもめ市場」で長崎の様々なグルメを楽しむ事ができました。3日間で5回くらい行きました笑

「ニッキー・アースティン」のトルコライス。トルコライス初めて食べましたが、これ嫌いな人いるの?っていう感じの食べ物でした。
「五島うどん だしぼんず」の鶏白湯うどん(多分)。

 ちゃんぽん、皿うどんはかもめ市場の「ちゃんぽん 蘇州林」で食べましたが、皿うどんは山王神社へ自転車で行く途中に見つけた「順天」というお店でも食べました。あんかけが思ったよりも甘かったですが美味しかったです。


 行きは羽田から長崎へ飛行機で行きましたが、今回の旅の目的地は大分県なので787系特急かもめ博多行きで長崎を離れました。在来線特急は在来線の線路を走るので車窓を眺めるのが好きなのですが、かもめは新幹線が本格的に稼働する前に乗れたので運がよかったです。

 という感じの長崎滞在でした。実際に行ってから1ヶ月以上経ってしまってて記憶が薄れてしまっている部分もありますが、総じてとても楽しめたと思います。コンパクトで観光地を周りやすくご飯は美味しい、そんないい街でした。